ヴィトンは財布だけではありません

ヴィトンのバッグのブランド「Louis VUITTON」は、ルイ・ヴィトンがパリに世界最初の旅行鞄店を開業したのが起源です(1854年)。1896年、偽商品の流出を防止するため、世界で最初にモノグラム柄を用いたことで有名です。「L」を「V」と花と星を組み合わせた模様は、2代目のジョルジョ・ヴィトンが考案したもので、王侯貴族を始めとした、上流社会の人々を魅了しました。そうした中、1998-1999 A/W より、パリ プレタポルテ・コレクションに参加し、モードに参入します。

ルイヴィトンが注目されたきっかけ

ルイ・ヴィトンの死後、ジョルジュ・ヴィトンはどのようにルイ・ヴィトン社を世界的な企業へと押し上げたのでしょう。ヴィトンのバッグが世界的に有名になるまで長い道のりですね。ジョルジュは、1893年のシカゴ世界博覧会に出展するなど、会社をうまく運営し続けると共に、著書「Le Voyage」(フランス語で旅という意味)を出版しています。そして1896年、ヴィトン社はそのトレードマークとなる布地「モノグラム・ライン」を発表します。その後、ジョルジュはアメリカへ航海し、ニューヨーク、フィラデルフィア、シカゴなど、様々な町を旅行し、その訪問中にもヴィトン製品を売って歩きます。そして1898年、パリ・オートショーにヴィトン製品を出展するのです。その後、1900年にパリ世界博覧会の「旅行アイテムおよび革製品」の部門を担当するという栄誉にたどり着きます。その翌1901年、ヴィトン社は、トランクの中に入れることのできる小さなカバン「スティーマーバッグ」を発表します。

ルイ・ヴィトンが世界最大のブランドになった日

その3年後の1904年、ヴィトン社は、新商品として、香水や衣類などの商品を小分けにできる仕切りの付いたトランクを発表します。この活躍によって、今日のブランド、ルイ・ヴィトンが存在するのです。ヴィトンのバッグについて話をしていますが、今日は趣向を変えます。ルイ・ヴィトンの服作りは「機能的」あるいは「実用的」をコンセプトに行われています。つまり、ベーシックで普通に着られる服です。コレクションでは、決まってモデルがルイ・ヴィトンのバッグを持って出てくるあたりが、ルイ・ヴィトンらしいと言えるでしょう。新作は、コレクションでチェックしたいものです。86年に発表された「エピ(麦の穂)」は、人気を集めたシリーズとして有名です。また、「ルイ・ヴィトン・カップ」アメリカンズ・カップ・ヨット・レースのスポンサーを記念に作られた、「チャレンジ」シリーズのスーツケースは、最新の高分子化学の成果として生まれた素材で作られています。87年、ルイ・ヴィトン社とモエ・ヘネシー社の合併により、「LV モエヘネシーグループ」が成立し、一大ファッション帝国を築き上げました。